美しい本が出来上がりました。
思わず声に出して読みたくなる、美しい漢詩の言葉を、春夏秋冬の4つの章に分けて紹介しています。
漢詩を知らない人たちへの、漢詩ってこんなに美しいんだという紹介の本として、とてもよい本です。
しかしそれだけだと思ったら間違いです。
漢詩作詩を志す私たちにとって、一つ一つの詩の後に書かれている「解説」はとても役に立つことを、本を読んで知ることになります。
詩人鷲野翔堂の目線にたって、それぞれの詩を分析しているからにほかなりません。
● 色の効果、対比、
● 数字の効果、
● 一つ一つの漢字の使い分け、
● 漢字や熟語のイメージの上手な使い分け、典故の使い方、効果、
● それぞれの作詩家が作詩した時代におかれている状況、
などなど、あらゆる方向から、現代の漢詩作詩を志す私たちに、ありったけの知識を分けてくれているように感じます。
皆さん、是非読んでみてください。
イラストもとても美しい本です。
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