顧問 石川忠久
鷗盟老少共凝工 鴎盟老少 共に工を凝らす
温故知新意愈隆 温故知新 意愈いよ隆し
可看房州騒国裏 看る可し房州騒国の裏
孜孜樹得十年功 孜々樹て得たり十年の功
会長 鷲野正明
一日恵風春忽催 一日 恵風 春忽ち催し
花香鳥語育詩才 花香 鳥語 詩才を育む
十年共錬清新句 十年共に錬る 清新の句
好更得朋伝未来 好し 更に朋を得て未来に伝へん
副会長 八嶋溪風
一人親説風流寰 一人親しく説く風流の寰
吟儔同修吟諷玄 吟儔同に修む吟諷の玄
賦得景情任人笑 賦し得たり景情 人笑うに任す
来茲奎運夢鴬遷 来茲の奎運 鴬遷を夢む
菅原 満
歳陽迎乙又巡過 歳陽乙を迎えて又た巡り過ぐ
詩会経営苦楽多 詩会の経営 苦楽多し
閨秀帥先拓蕪地 閨秀 帥先して蕪地を拓き
峻才垂範養喜禾 峻才 垂範して喜禾を養う
吟来卅韻拍梁句 吟じ来る 卅韻の拍梁の句
講去千篇房総歌 講じ去る 千篇の房総の歌
育得詩田金穣遍 育て得たり詩田に金穣遍し
一茎九穂是如何 一茎九穂 是れ如何
薄井蹊山
相共琢磨迎吉辰 相共に琢磨して吉辰を迎え
百余騒客喜顔頻 百余の騒客 喜顔頻りなり
佳宵賀宴金樽酒 佳宵の賀宴 金樽の酒
発展更期心意新 発展更に期して心意新たなり