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新 第3集分を新たに追加いたしました。追加分は背景がこの薄緑色で示しております。
追加
館山に游ぶ 午睡 田邉閑雄 ・ 南房総にて桜を看る 州風 小澤克巳
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誕生寺
千葉県鴨川市小湊にある、日蓮宗の大本山。山号は小湊山。日蓮の誕生を記念して出身地に建立された。1276年(建治2年)10月、日蓮の弟子の日家が日蓮の生家跡に高光山日蓮誕生寺として建立。
その後、26代日孝が七堂伽藍を再興し、小湊山誕生寺と改称したが、1758年(宝暦8年)に、仁王門を残して焼失したが、昭和から平成にかけて、諸堂を復興した
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謁誕生寺
松 青 浄 境 爽 風 迎
荘 重 山 門 聳 古 甍
来 謁 上 人 生 誕 寺
焚 香 黙 坐 鳥 聲 清 |
誕生寺に謁す
無有 相澤克典
松青 浄境 爽風迎え
荘重なる山門 古甍聳ゆ
来謁す 上人生誕の寺
焚香 黙坐 鳥声清し
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千 倉
千倉は、外房の海と山に囲まれ、南房総の中でも、昔ながらの「房州」的な色合いを色濃く残す街です。漁港、民宿、商店街、海水浴場、お花畑等の懐かしい風景は、日常の疲れを癒し、刺激的な観光資源に溢れているわけではないこの千倉に、何度でも足を運ばせる不思議な魅力となっています。 |
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訪千倉裁花園
方 門 小 集 復 途 中
不 尽 笑 声 詩 志 同
楽 得 剪 花 房 総 旅
千 倉 吹 度 爽 潮 風 |
訪千倉裁花園
暁風 秋葉暁子
方門 小集 復途の中
尽きず笑声 詩志同じ
楽しみ得たり 剪花 房総の旅
千倉 吹き度って 潮風爽やかなり
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千倉早春
万 里 平 波 春 日 和
潮 光 瀲 灔 碧 如 磨
飛 鴎 掠 水 東 風 度
二 月 踏 青 遊 楽 多 |
千倉早春
淑真 岩澤和枝
万里の平波 春日和やかに
潮光 瀲灔として 碧 磨くが如し
飛鴎水を掠め 東風度る
二月踏青 遊楽多し
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頼朝上陸の地
相州の「石橋山の合戦」で敗れた源頼朝は治承4年(1180年)夏、真鶴半島から小舟で房州へ逃れてきました。その上陸地が勝山海岸です。安房の地で鋭気を養った頼朝は房総の有力豪族に使者や手紙を送り味方を募り、その後鎌倉幕府を開き天下を治めました。 |
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頼朝隠房総樟
挙 兵 不 利 信 潮 亡
洞 穴 深 潜 亦 依 樟
房 総 盟 従 千 葉 族
秋 来 帷 幕 拠 鎌 倉
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頼朝 房総の樟に隠る
植松 翠
挙兵利あらず 潮に信せて亡(のが)る
洞穴深く潜み 亦樟に依る
房総盟従す 千葉の族
秋来たりて 帷幕 鎌倉に拠る |
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写真提供 石堂寺
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石堂寺
南房総市石堂にある天台宗の寺院。
自然に囲まれた境内は、空気が澄んでおり、四季折々の花や景観が楽しめます。この自然豊かな「石堂寺の森」に多くの文化財が佇んでおり、南房総最古の寺として、『房総の魅力500選』に選ばれています。今より約1300年前の和銅元年(708年)奈良の僧恵命・東照が秘宝アショカの王塔を護持しての地を訪れ、草庵を結んでこれを祀ったのが始めと伝えられています。
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題石堂寺
古 樹 鬱 蒼 参 道 通
隔 離 塵 境 梵 王 宮
拝 観 現 世 高 名 作
瀲 瀲 波 濤 独 縦 工 |
石堂寺に題す
香苑 鶴岡志津子
古樹鬱蒼として 参道通じ
塵境を隔離す 梵王宮
現世に拝観す 高名の作
瀲瀲波濤 独り工(わざ)を縦(ほしいまま)にするを |
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館山からの富士
館山市は、千葉県南部に位置する市。東京湾に面し、安房地方の西部に位置しています。
安房地域における政治・経済・文化の中心都市。館山は「夕日がきれいな町」「海越しに富士山が見える町」として有名ですが、毎年2回、運がよければ海越しの富士山に夕日が落ちていくダイヤモンド富士を見ることができます。
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游館山
赤 日 紅 雲 蒼 樹 島
靑 漣 碧 海 白 沙 灣
少 年 勇 躍 館 山 宿
深 夜 潮 騒 心 不 閑
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館山に游ぶ
午睡 田邉閑雄
赤日 紅雲 蒼樹の島
青漣 碧海 白沙の湾
少年 勇躍す 館山の宿
深夜 潮騒いで心閑かならず
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館山望富士
忘 寒 凝 眼 館 山 冬
欲 見 芙 蓉 又 動 胸
驚 喜 忽 聞 看 封 岸
従 容 冠 雪 出 蓮 峯 |
館山より富士を望む
八溪 風早マサ子
寒さを忘れ 眼を凝らす 館山の冬
芙蓉を見んと欲して 又た胸を動かす
驚喜 忽ち聞き 対岸を看れば
従容 雪を冠して 蓮峯出づ
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南房総の桜
館山市・ 鴨川市・南房総市・大多喜町・ 鋸南町と、南房総には桜の名所が多々ある。
特に、和田町は全国有数の花の産地として知られる基礎を作った間宮七郎平が、花づくりの地として選んだ場所である。 有数の桜の名所として知られ、例年1月下旬から緋寒桜が見頃を迎える。 旧暦の元日の朝に桜が咲くことから、元朝桜とも呼ばれる。 また、桜の開花を皮切りに、ウメやスイセンなどが次々に鮮やかな花をつける。
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南房總看櫻
驅 車 一 日 四 山 巡
携 手 媼 翁 相 樂 春
爛 漫 櫻 花 風 又 爽
紅 雲 標 漾 夢 中 身
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南房総にて桜を看る
州風 小澤克巳
車を駆って一日 四山を巡る
手を携へて媼翁 相ひ春を楽しむ
爛漫たる桜花 風 又た爽やかなり
紅雲 標漾 夢中の身
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