春 夢            鷲野正明
飲酒年年不酊多  酒を飲みて 年年 酊はざること多く
茶煙一榻醉悲歌  茶煙 一榻 悲歌に酔ふ
青春風景夢中夢  青春の風景 夢中の夢
花下幽禽夕照和  花下 幽禽 夕照和かなり

                         鷲野正明

 26日はいよいよ最後の日です。まずは旅行業社お薦めのお茶屋さんでお茶を試飲しました。すぐにマンツーマンで猛烈なセールスぜめ。とりあえず一品お茶を買いました。中国の旅行ではこれが当たり前。今回は、こちらでプランしたわけではないのに、ちゃっかりシルク工場見学も入っていました。寒山寺の前で記念写真撮影があったり、印材をプレゼントされ、刻字をするように勧められたり、バスの中でおみやげ販売があったり、船の中で絵はがき販売があったり、とわざわざ買い物に行かなくても好いように配慮されているのです。私は、記念写真を買い、刻字をたのみ、ハスの実とウーロン茶クッキーを買いました。
お茶屋さんのあとは豫園を見学。豫園商場の散策はせずに急いでバスに乗り込み、空港の近くの食堂で食事をとり、空港へ。そして無事帰国しました。
 ちょっと慌ただしい旅、という気もします。次回は、一日ゆっくり閑かな庭園を散策し、お茶を飲みながら詩を作ってみたいと思います。