書:南洲 山口正明 |
| 作者 |
翔堂 鷲野正明 国士舘大学名誉教授
全日本漢詩連盟 会長
千葉県漢詩連盟 会長
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| 漢詩 |
花舞風吟 花に舞い風に吟ず
天長地久斯道遍 天長 地久 斯道遍し
扶桑地闢以詩花 扶桑 地闢(ひら)きてより詩を以て花とし
瑞穗風來歌唱華 瑞穂 風来って歌唱華やかなり
聲動梁塵神復躍 声は梁塵(りょうじん)を動かして神(こころ)復た躍り
樂窮堂奥趣逾遐 楽は堂奥を窮めて趣逾いよ遐(はる)かなり
霜刀一閃斬懲惡 霜刀一閃 斬りて悪を懲(こ)らし
彩扇飄搖合織霞 彩扇飄搖 合して霞を織る
鍛鍊心身恆貴義 心身を鍛錬して恒に義を貴べば
士峰共竝譽無涯 士峰と共に並びて誉れ涯無けん
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鷲野会長が評議員を務めている公益財団法人日本吟剣詩舞振興会のために、七言律詩をつくりました。
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| 大意 |
扶桑の国(日本)ができてより詩を花のように愛で、瑞穂に風が吹いて(世が平和になると)、歌唱が華やかに起こった。
詩を歌えば、その声は梁の上の塵をも動かし(感動させ)人の神(心)も躍り出す。楽器の響きは奥義を窮めて趣はますます広がっていった。
さて、舞いは、霜のような刀がひと閃きすると、悪を切り、懲らしめ、美しい扇がひらひらして、合わさって霞(朝焼け・夕焼け)を織りなす。(剣舞のすばらしさ)
心身を鍛錬して恒に義を貴べば、富士山とともならんで誉れは限りない。
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