第 9 洞 天
  
 林屋山の麓に洞窟がある。なかに池があったり川があったりする広い洞窟で、昔は松明をかかげて入ったという。道に迷うと二度と出てこられない。今は照明で照らされ、案内板・案内図があるので、その通りに進めば迷うことはない。出口が林屋山の昇り口になっている。
かつて仙人が棲んでいたという「洞天思想」の聖地の一つで、この洞天から道が通じて、遠く泰山や他の洞天に行くことができた、という。また道教の貴重な書がどこかにあるともいう。
 一年中一定の温度が保たれ、夏は涼しく冬は暖かい。

     
     
     
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